GLVのユニークな特性は高性能ディスプレーアプリケーションにも適しており、デジタルシネマ、大ホールでのプロジェクション、プラネタリウム、シュミレーター、仮想現実ディスプレーなどに使われます。フォーマットが固定された2D空間光モジュレーターと比較して、GLVはその1Dアーキテクチャーと固有の高速性能により、大きくフレキシブルなアスペクト比が可能になっています。これにより従来の空間光変調器では困難または不可能であったパノラマスタイルのディスプレーを実現します。更に、GLVの光変調特性は人間の知覚感度に近いため、より高いグレースケールの認識が可能です。また、GLVはチルトミラー型の変調器にはない純粋な空間位相変調器としても機能させることができますので、次世代ホログラフィックディスプレイ実現のキーとなります。
